人口内耳とは内耳に電極を埋め込み聴覚を補助する器具。補聴器と異なり装着の煩わしさのような欠点もなく、術語には水泳などにも適応します。コクレア社、クラリオン社、メドエル社が人口内耳の代表的メーカー。
人工内耳は術後には水泳や野球もでき、保険にも適応。
人工内耳をご存じの方は以外と少ないようです。
聴覚障害を持つ方にとっては、補聴器や集音器などとともに、「生活の質」を豊かにするとても便利な選択肢なのですが、以前は保険適用が認められておらず、また、「耳になにかを埋め込む手術」ということで、なじみが薄かったのかもしれません。
なお、保険が適用されるようになったのは1994年。
それまで、人工内耳の器具や手術費用、さらに術後の訓練にかかる経費など、患者側の負担はそうとうなものでした。
そのため、世界的に見ても、人口内耳の普及は、健康保険制度が整っている先進国に限られています。
人口内耳をつけた術後は、ふつうのスポーツならば可能です。
ただ、頭や耳に衝撃を与える可能性のあるスポーツ…たとえばボクシングとか空手など格闘技系、あるいはラグビーなどはやらないほうがよいです。
また、普通の水泳程度なら大丈夫ですが、アクアラングなどを使ったスキューバダイビングなども高い水圧がかかるので避けるべきです。
それと、空港などの保安検査で金属探知に体内に埋め込んだ機器が反応する場合もあります。
それによって人口内耳の機器が壊れることはないですが、「人口内耳装着者カード」をいうカードを提示して、金属探知ゲートの横を通ることになります。
人工内耳の手術や術後は?メーカーはコクレアだけ?
人工内耳ですが、音をとらえるマイクロホンの部分ととらえた音声を解析するプロセッサ部分、そしてその音を内耳に伝える電極部分になります。
マイクロホンとプロセッサ部分は耳の外側。電極部分が耳の中になります。
手術自体は全身麻酔のうえで行われますから、「寝て起きたら終わっていた」という感じのはずです。
手術時間はだいたい2時間から3時間くらい。
病院にもよりますが、夕食を抜いて、翌朝からは食事もできます。
術後は、人工内耳の機器になれたり、音の調整をしたり、聞き取りの訓練をしたりします。
最初の1ヶ月〜2ヶ月のあいだは週1回くらい通う必要があります。
その間隔はだんだんと延びていって、最終的には1年に1回くらいチェックのために病院へいくくらいになります。
現在、認可されている人工内耳は、コクレア社、クラリオン社、メドエル社の3社です。